まず、下に引いているのが@ティーマット、キルティングで保温性もあり、ポットの底が冷えないようにすることが目的です。特に屋外での茶会などでは、外気やじかにテーブルに置くことで温度が下がることを防ぎます。Aティーポットは前に説明しましたが、球状でジャンピングがしやすいもの、Bミルクピッチャー(クリーマー)は人数や、ミルクティーを好む方の有無で大きさを選びます。Cカップは深いものより、浅いもので薄でのものが良いとされています。深いカップの場合は水色が濃く見えてしまいますので、正確な紅茶のベストカラーが分からなくなってしまいます。D砂時計は紅茶の蒸らし時間を計るのに大切です。キッチンタイマーでも良いのでしょうが、演出の一部として考えると、砂時計の砂が落ちるのを見ながら美味しい紅茶の出来上がりを待つという部分では、大切な小道具のひとつです。
こちらの写真は、茶葉の量を計るティーメジャーです。紅茶の美味しい入れ方のコーナーでリーフグレード(サイズ)による茶葉の計り方(目安)をご説明しようと思いますが、ティースプーンで計るのもよいですが、紅茶専門店やリーフを販売しているお店で扱っていますので、メジャーで計るのもお洒落だと思います。
こらはティーストレナー。出来上がった紅茶を注ぐときに、茶葉がカップに入らないようにするための道具です。手で持つタイプやポットの注ぎ口に引っ掛けるタイプなど・・・色々なタイプのものがあります。
ティーコジー(茶帽子)です。マットを引いてポットの底冷えを防ぐのも大切ですが、このコジーをかぶせることで、紅茶抽出時の保温力で旨味を充分に引き出し、特に屋外では大きな効果を発揮します。
バスや鳥かご、フルーツなど色々なデザインのコジーを見かけます。やはりコジーも実用性と演出の両方で活躍する小道具なのです。
*ちなみに写真のマット、コジーは知人からいただいたお土産です。
イギリスのウイリアム・モリス ミュージアムで購入されたそうです。