2007年01月11日

アールグレイで作るアイスティーバリエーション

カクテルのように楽しむバリエーション
アイスティーのお話をした時に、「アールグレイティー」の名称の由来について触れましたが、中国から伝わったこの神秘的な香りをもった着香茶は現在では世界的にも有名な「フレーバーティー」になっています。
嗜好品のテイスティングをする時に一番、旨味を感じる温度は紅茶で(自分の体温+約40℃)と言われています。アイスティーの場合、先に述べたアールグレイティーの人気がある理由は、紅茶の旨味を感じるよりも、添加されている香料(ベルガモット/柑橘類の香油)による効果だと考えられます。温度が低い飲み物は、舌の味覚も鈍り、甘味や苦味(紅茶の旨味)を認識することが難しくなります。ところが、アールグレイのような着香茶葉の場合は、アイスティーにしても香料の効果が作用して、臭覚から印象をつけるのだと思います。1830年代に中国に使節団を送ったイギリスの宰相「アールグレイ伯爵」がこよなく愛飲したこの紅茶は今や、ストレートティーの枠を超え、アイスティーバリエーションに最も使用される紅茶となり、中国産の工夫紅茶(コングー紅茶+ベルガモット)という名もなき紅茶は、アールグレイ伯爵の名前がついた最も有名な紅茶になったという話は有名です。
アールグレイのアイスティー
今やアイスティーは夏だけの飲み物ではなく、年間を通して消費される飲み物になっています。その中でも「アールグレイ」や「アップル」「オレンジ」「ピーチ」などのフレーバーティーがアイスティーとして消費されるのは、先ほど説明した、冷たい飲み物として供された時に独特の香りが先行することと、もうひとつの理由があると思います。紅茶はホットで淹れて、時間が経過すると、成分のタンニンとカフェインが複合して濁る傾向があります。特にアッサムやセイロン・ウバなどパンチ力のある紅茶にはこの現象は顕著に現れます。ところが前述のフレーバーティーの場合、ベースの茶葉に使用するアイテム自身のタンニン、カフェイン含有率が少ないことや、香油などが添加されていることで、濁りが生じにくいという利点があるのです。
グラスに注がれた飲み物の透明度は非常に大切ですので、アイスティーメニューに使用される茶葉にフレーバーが多いのはこのような理由があげられると思います。
バリエーション.jpg
アイスティー「ロイヤル」と「トリプルティー」のご紹介
@アイスティー「ロイヤル」/写真左
*冷やしたグラスに氷を5〜6個入れます。
*アイスティーをお好みで注ぎます。
*アイスティーの上にクリーム(5ml)で膜をつくります。
*クリームの上にミルクを注ぎます。(ゆっくりと・・・)
*最後にミントを飾って出来上がり。

Aトリプルティー/写真右
*冷やしたグラスに氷を5〜6個入れます。
*グラスの端からグレナデンシロップを10〜15ml沈めます。
*グレープフルーツジュースを20ml〜30ml、静かに注ぎます。
*最後に、アイスティーを注ぎ、チェリーやフルーツを飾って出来上がり。

このように比重の差を利用して作るドリンクは、作る時に層がクッキリと分かれるように、注ぐときにゆっくりと注ぐことが大切です。


posted by ティーインストラクター at 10:27| バリエーションティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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