

「女性にやさしい宿」ホテルはつはな オリジナルフレーバー グリーンティー
さて、本日は私が新しく提案する緑茶フレーバーのお話と絡めて紅茶、緑茶、ウーロン茶の違いを少しお話します。
今回、ブレンドしたお茶は静岡産の緑茶に柚子、ライチ、ストロベリー・ルバーブ、さくらんぼ、もも、さくら・・・などの香りを添加し、ハーブや果実をブレンドした美・健・癒をテーマにした緑茶です。
写真の「ホテルはつはな」にご到着されたお客様にお菓子と一緒にご提供したところ、ご好評をいただきましたので製品化いたしました。このお茶の特性は緑茶特有のアミノ酸の旨味に果実やハーブを合わせた爽快感のある味わいと飲んだ後の余韻だと思います。11月20日(月)には「はつはな」「山のホテル」「小田急ホテルセンチュリー相模大野」で販売します。和菓子はもちろん、洋菓子との相性も良いので、是非お試しください。(10袋入りピトレバッグ/¥630)
緑茶、ウーロン茶、紅茶の違い
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この3つのお茶はすべて同じ茶樹(カメリア シネンシス 椿科の常緑樹)から作ることができます。
違いは何かと言いますと、それぞれの発酵の度合いになります。発酵と言っても、エチルアルコールの発酵(酵母が糖を食べて、水と炭酸ガスとその過程でアルコールを生成する)とは違いまして、簡単にご説明すると、果実の皮を剥くと空気に触れた部分が茶色に変色していく作用です。木々の葉が緑色から紅葉し、最後に土に戻る・・・といった感じです。・・・と説明しています。
その酸化発酵と言われる茶のカテゴリーをシンプルにまとめます。(これ以外にも上記の発酵を利用したお茶もあります)
@不発酵茶・・・・・緑茶・・・・発酵させない。
A半発酵茶・・・・・ウーロン茶・途中で発酵をとめる。
B発酵茶・・・・・・紅茶・・・・完全に発酵させる。
*発酵の進行を左右するのは酸化酵素と呼ばれるタンパク質だそうで、緑茶の場合は摘み取ってすぐに、加熱(蒸す、釜入り)して酸化酵素を死滅させるので、酸化が起こらずに緑色が残ります。ウーロン茶は発酵の半ばで加熱をします。紅茶は完全発酵茶ですので、摘み取ったら十分に揉んで、その後湿度の高い部屋で発酵(酸化)を促進するのです。
*はじめに、同じ茶樹と申しましたが大きく分けて緑茶向きの中国種と紅茶向きのアッサム種があるそうです。茶樹の特性や葉の呼び名、リーフグレードについては、また次の機会にいたします。